新規アミロイドイメージング用PET薬剤[18F]FPYBF-2を用いた検査の健常ボランティアを募集します。

2013年5月7日

平成25年3月19日に当センター倫理委員会にて申請・承認されました新規臨床研究「新規アミロイドイメージング用PET薬剤:[18F]FPYBF-2の検討、I. 正常健常ボランティアを対象にした検討」がいよいよスタートし、健常ボランティアに対する検査が始まります。

アルツハイマー病を始めとする認知症およびその関連疾患への対策は超高齢化社会に突入しつつある日本において喫緊の問題で、当センターでもこの対策は重点課題とされています。近年脳内のアミロイドの沈着に注目した多くの検査法が考案されており、特に有用と期待される診断法の一つがアミロイドイメージングです。アミロイドベータタンパク質に結合する物質にポジトロン核種を標識し、その脳内分布を画像化するPET検査で、世界各地で様々な薬剤が開発、臨床研究が進められています。今回我々は当研究所の共同研究員である京都大学薬学部病態機能分析学講座准教授である小野正博博士が中心となって開発した独自のアミロイドイメージングPET製剤に注目し、この新規アミロイドイメージングPET製剤の世界初の臨床使用に向けて、合成検討、安全性検討などを重ね、昨年度末倫理委員会の承認を得ました。

そこで、認知症患者さんを対象とした本格的な臨床検査の前段階として、健常人における脳内分布の正常パターンの把握や検査プロトコールの確立を目的とした研究目的の健常ボランティア検査を開始するに際しまして、健常ボランティアとして研究にご協力頂ける方を募集いたします。安全性等には問題ないものと倫理委員会等でも承認されており、放射線被ばくに関しても問題とならない程度ではありますが、詳細は下記の書類等で十分にご確認ください。お一人当たり1時間半程度の検査時間を予定しております。

研究にご興味をお持ちで、ボランティア参加を希望される健常者の方は下記のFAX申込用紙に必須事項をご記入の上、当研究所までFAXにてお知らせください。折り返しこちらからお電話にてお知らせし、日程等を決定いたします。

なお、検査日程は基本的に金曜日の午後を予定しておりますが、不定期に行いますため、検査日のご希望等には添えない可能性がありますことをご承知ください。また、今回の検討は40歳台から70歳台までの健常者に限らせていただきますので、ご了承ください。ご希望の方が多い場合などには残念ながら、ご登録いただいても検査を受けていただけない可能性もありますので、この点もご了解ください。

また、現在の医学では仮にアミロイド沈着があるとわかっても、これを根本的に治療する方法はありません。このため、仮に脳内のアミロイドの増加が疑われた場合でも、今後の治療に直ちに役立つわけではなく、むしろ無用な心配の種を蒔くだけに終わる可能性もあります。従って、ご自身の検査結果を知らされることは、場合によってはあなたの今後の生活において不利益となる可能性もあります。この点も十分にご承知の上で、検査を受けていただく必要があります。これらの点についての説明書類等は下記のリンクにてご確認ください。

なにとぞよろしくお願い申し上げます。

文責  研究所 総括研究員 東 達也