研究部門紹介

研究部門紹介

研究所では5つのテーマを柱として病院のサポートを行なっています。

画像研究部門

PET検査は体内の物質の動きを画像としてとらえることができる特長を生かしてさまざまな病気の診断に役立っています。研究所では脳血管障害を調べたり、がんの診断支援を日常的に行ないながら、新しい検査方法の開発も行なっています。サイクロトロン(粒子加速器)を用いてPET検査に必要な検査薬を合成できる強みを生かした多くの研究は英文雑誌に掲載されました。

画像/イメージング研究分野における世界最高峰の学術会議である米国核医学会2010年年次総会(57th Annual Meeting of the Society of Nuclear Medicine 2010)において、当研究所画像研究部門の研究員(東達也、西井龍一、加川信也、岸辺喜彦、高橋昌章)らのポスター発表が最優秀論文賞1位および2位に選ばれる栄誉にあずかりました。

遺伝子研究部門

遺伝子情報は医療に革命をもたらしつつあります。特にがんの分野では遺伝子の異常が患者毎に違うことが分かり、一人ひとりに最適な治療法を遺伝子を調べて決める時代になってきました。

遺伝子研究部門では血液がんの遺伝子異常を検査し、それが病気の進行具合とどう関係するかについて臨床検査部・血液内科と共に行なう臨床研究に加わっています。また、大腸癌の遺伝子診断を改善する方法を検討しています。がんの原因や染色体転座についての基礎的研究も行っています。

神経病態研究部門

神経疾患の多くは原因不明で治療が難しいのが現状です。近年の遺伝子研究によって、神経疾患にも遺伝子の異常が大きく関わっていることが分かりました。今後は遺伝子を調べて早期に診断し、悪化を防ぐ処置を早くから行なうことができるようになるでしょう。

神経病態研究部門では遺伝子異常と統合失調症の関係について調べています。また、脳外科と協力しつつ脳腫瘍の発生メカニズムについての研究も行っています。

病理診断支援・教育センター

病理診断を行なう病理医は病院にとって縁の下の力持ち的な存在です。病理医は全国的に不足しており、将来その不足に一層拍車がかかると心配されています。滋賀県も例外ではありません。この状況を情報技術の活用によって解決する試みが平成22年度から研究所で立ち上がりました。

顕微鏡の画像をインターネットで送信し、病理医が効率よく滋賀県各地の病院のために病理診断を行なえる、全県型医療ネットワーク事業の実現を目指します。そのために必要な人材育成も行なっています。

聴覚研究部門

本年4月に発足した「聴覚・コミュニケーション医療センター」の基礎部門を受け持ちます。